| 1945年 |
新潟県佐渡に生まれる |
| 1970年 |
東京藝術大学 |
美術学部工芸科 卒業 |
| 1972年 |
同上 |
大学院工芸専攻 鍛金 修了 |
| 1988年 |
同上 |
美術学部講師 |
| 1990年 |
同上 |
美術学部助教授 |
| 1997年 |
同上 |
美術学部教授 |
| 2001年 |
同上 |
美術学部長 |
| 2004年 |
同上 |
理事・副学長 |
| 2005年 |
同上 |
学長 |
| 2016年 |
同上
文化庁長官 |
学長 退任 名誉教授・顧問
就任 |
| 2021年 |
文化庁長官
長岡造形大学 |
退任
客員教授 就任 |
メッセージ
佐渡に生まれ、藝大受験のため、連絡船に乗り東京に向かった。二月のみぞれ混じりのとても寒い天気の人生の船出であった。藝大に合格できる力は持っていなかった。
「入学するまでは、帰らない!!」
遠ざかっていく島影を、甲板から目に焼き付けていた。その時 突然に海が大きく黒く変化した。何と、それがイルカの大群であった。初めてのしかも真冬の中でのイルカ達の勇壮な又美しい姿に、驚きと感動したのを今でも忘れることができない。
その原風景が、今の自分の芸術感の原点となっている。
少しでも良い。人生とは、生きる上で原風景を大切にすることが「ときめき」や「生きる力」となり、それらの積み重なりが、文化が開花する「きっかけ」となるのではないかと考えている。